早稲田大学沖縄学の講座で亘先生の講義を聞きました
早稲田大学の8号館で、毎週金曜日の夜「沖縄学」のオープン講座が開かれています。
10月8日は我らが新城亘先生が講師を務めるということで、早めに仕事を切り上げて出かけました。
本日のタイトルは
「琉球弧の音楽概説──奄美・沖縄・先島の唄を聴く 沖縄県立芸術大 非常勤講師 新城亘」
三線の歴史、古典音楽の歴史、そして民謡の説明と続きます。
民謡については、沖縄本島と八重山、宮古の民謡の違い、またそれだけでなく奄美大島、徳之島、沖永良までを含めた音楽の違いを、実際の演奏を交えて説明をしてくださいました。
奄美大島と徳之島の民謡の演奏は持田先生が担当されました。いつも稽古で使っている撥と違って、竹串のようなバチを使います。
発声方法も独特で、以前たきどぅんでライブをやった、あまみのゆきへい君の歌を思い出しました。
⇒ あまみのユキヘィくんのライブの記事
でも、沖永良部島の民謡は沖縄に近いのです。それは薩摩から遠くて、支配の力が届かなかったからなのだそうです。
島ごとに文化の違いがあるのには、そういった歴史が影響を与えているんですね。知らない事がたくさんあります。
写真は、古典「かぎやで風節」を演奏する新城亘先生と持田明美先生です。
「かぎやで風」とかいて「かじゃで風」と読みます。と新城先生。
でも、もっと細かくいうと「で」も「でぃ」みたいな発音なんですよね。
同じように三線を勉強していても、ヤマトンチュの歌は何か違うとよく言われますが、微妙な発音の違いを覚えないと、沖縄の歌は歌えないのかもしれませんね。三線を弾くより、歌う方が難しい気がします。
皆さん、ぜひ、沖縄語の勉強会ものぞいてください。
⇒ 喜多見で沖縄語を話す会のブログ
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